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三重県津市/松阪市:住宅の重視したいポイント/長持ちする家ってどんな家?を考える

住宅で重視したポイントは長持ちする家

 

ある建築冊子の2020年のアンケート結果で、住宅で重視したポイントのトップが「長持ちする家」でした。続いて、大差なく「寒くない、暑くない」「地震が来ても倒れない」でデザイン性よりも性能への関心が高まっているの結果でした。

今回は、この一位に輝いた「長持ちする家」ってどんな家なのかを考えてみたいと思います。

 

長持ちする家を建てたとしても・・・

毎年のように発生する水害や土砂崩れ、まだ記憶に新しい熊本の地震、木造住宅でどれだけ頑丈な家を建てても、水害により家が水浸しになったり、土砂に押し流されたり、地盤の弱い上に家を建てると地盤から家が不動沈下してしまっては、元も子ありません。先ずは災害リスクの少ない土地選びをすることが大事となります。

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基準に余裕を持った耐震性能

 

現在、建築基準法で定められているのは阪神淡路程度の強さの地震、震度6~7ですぐに倒壊しない程度のレベルの強さです。これを「耐震等級1」と示します。建築基準法は、建物を建てる時の最低の基準ですので、「耐震等級1」は基準を満たしてはいますがギリギリの耐力と言えます。ですから震度6~7程度の地震の揺れで倒壊はしないけれど、損傷を受ける可能性はあるということです。

この基準より余裕のある基準法の1.25倍の「耐震等級2」、1.5倍の「耐震等級3」で家を建てれば、熊本の連続した強い地震でも、命を守れる可能性が高くなります。

長持ちする家にするためには、耐震性能を高めることが必須です。

 

 

湿気とシロアリ対策

 

湿気対策

日本には湿度が高い季節があります。この湿度が、住宅の性能に悪影響を及ぼします。湿気の溜まりやすい床下や壁の内側などは、構造体や土台などが腐ってしまう可能性があります。湿気がこもらない対策をすると、建物の寿命も延びばすことができます。現在の新築では、べた基礎が主流で、布基礎であっても防湿コンクリートを施すことで床下の湿気対策が当たり前のように行われています。また押入や物入などは湿気がこりやすいので、外部面には避けて計画することも対策の一つです。

 

シロアリについて

木造住宅の天敵であるシロアリは土の中に住んでいて、これが家によじ登ってきます。先に書いた床下がべた基礎であったり防湿コンクリートが施してある家は、その予防対策が出来ていますが、床下が土のままのだとシロアリは発生しやすいと言えます。シロアリは、人気のない人目に付かない暗くて湿気の多いところによく発生するのです。例えば、床下はもちろん物入・押しや使ってない部屋、外部で常時物が置いてある日陰の湿気が多いところです。またシロアリは、湿気の多い梅雨時に発生し、夏に成虫(はねあり)となって一つのシーズンが終わります。このシロアリに主要構造である、土台や柱を食われては、耐震性能を持った家でも大きな地震に耐えられないかもしれません。そうならない為にも予防対策が必要です。

 

シロアリの予防対策

1.定期的(通常は5年ごと)にシロアリ消毒を行う。※時期は梅雨に入る前が有効的

2.敷地内に、シロアリのえさになる木材を長い期間置いたり放置しない。

3.基礎の周りに床下の風通しが悪くなるような、物を置いたり、木を植えない。

4.屋内の風通しをよくする。※特に使わない部屋や物入、押入等

 

シロアリは、寒い時期には活動しないので、予防対策も梅雨に入る前から夏が終わる頃に行うと良いと思います。またシロアリは、地面から上がってくるので2階まで上がることは稀ですので、地面に近い暗くて湿気の多いところを重点的に行いましょう。

 

メンテナンスが出来る家

 

木造住宅の寿命は、65年という研究結果があります。今までは、日本の木造住宅の寿命は30年と言われていて、寿命を超えると建て替えることが多くなされてきました。でもメンテナンスをすれば木造住宅でも65年、いやそれ以上に住み続けることができるかもしれません。現に木造で建てた田舎の家は、100年を超えて現存していますし、極端ですが奈良の法住寺は建立1400年以上たっています。これもメンテナンスが行われているからこそ現存しているわけで、いかにメンテナンスが重要であるかわかります。

家を建てる場合、メンテナスを行う事を前提に計画しておくとそれに掛かる費用を少しでも抑えることができます。

 

メンテナンスがしやすい家

1.外壁や屋根、樋などのメンテナンスに必要な仮設足場を建てるスペースを確保するため隣地との間隔を確保シテおく。

2.定期的なシロアリ消毒や給排水管のメンテナンスを行えるよう床下点検口を設けておく。

3.電気配線のメンテナンスや雨漏りの点検ができるよう天井点検口を設けておく。

 

上記の他にもメンテナンス費用を抑える事として、2階建てより平屋を検討する、水廻りは集約する、吹き抜けは設けない等が考えられます。

 

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家族構成の変化

 

年月がたてば家族の年齢や人数など家族構成が変わるのは必然です。家を建てる時の家族の事情だけを考えて計画すると、その変化に対応できなで、家の管理やメンテナンスしづらい家になってしまうことがあるので、ある程度可変性を考えて計画をすることをお勧めします。

 

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長持ちする無垢材

 

現在、床材、枠材、廻り縁、巾木等の屋内の仕上げ材は、新建材を使用している事が多いです。この新建材は、工場で接着剤等で張り合わせて製造しています。見た目がとてもきれいでスタイリッシュです。最近では、わざと無垢材に見せかけた物も多く製造されています。この新建材は、接着剤で張り合わせているため、接着剤の寿命で仕上げ材の寿命が決まってきます。これは合板にも同じことが言えます。この接着剤おおよそ30年が寿命と言われています。また新建材は年月が経つと色あせてしまいます。

一方で、無垢材は、腐れやシロアリ害がない限り、寿命はありませんし年月で変色しますが、その色は趣があります。屋外には、劣化が激しいのでお勧めはしませんが、屋内には、長持ちするとうい意味では、お勧めです。

 

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まとめ

いかがだったでしょうか。長持ちをする家のポイントを紹介しました。建てた家に自分たちが住んで、その枠割を終わった時点で取り壊すのではもったいないですよね。自分の子供もが住まないにしても、次の世代の誰かが住み続けていけるような、価値ある家づくりするためのお役に立てば幸いです。

 

 

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