三重県津市・松阪市/補助金を使っての耐震補強の流れ
補助金を使っての耐震補強工事の流れと留意点
補助金の申請から補強設計、補強工事、補助金の受け取りまでの流れと留意する点を紹介します。
また、無料の耐震診断および補助金の対象になる要件は、下記を参照ください。
三重県で受診できる無料の耐震診断と耐震補強工事に利用できる補助金
1.無料の耐震診断
先ずは、無料の耐震診断を受診して、お家が地震に対しどのくらいの耐える力があるかを知りましょう。
①申し込み
各市町の担当窓口または、最寄りの支所でも受け付けています。ここに申請書用紙を提出してください。
※申請者は原則、住宅の所有者です。
②耐震診断決定通知書の受理
市町から「耐震診断等実施決定通知書」が届きます。
③診断日の打合せ
住宅を診断する専門家(耐震診断員)が申し込まれた方(受診者)に診断日等の都合を電話で問い合わせします。
④診断の実施
診断は、耐震診断員(専門家)がお伺いして、問診、間取り(地震に耐えてくれる壁の確認)の採寸、劣化のチェック、等を1時間~1時間半程度かけて行います。この時床下や天井裏の状態も調べます。
※お家の図面等があると診断がスムーズに進めることができますので、ご用意があると助かります。
⑤診断結果の報告
診断後、耐震診断員(専門家)は申し込まれた方に連絡した上、再度お伺いして診断結果とその説明を行います。
お家の地震に対する強さは評価点という点数で現れてきます。
疑問点や不安な点は耐震診断員に相談することもできます。
※耐震診断員は耐震改修工事などの営業活動はできないことになっています。
2.補強設計(有料)と補助金申請
耐震診断の結果、評点が0.7未満の場合は、評点1.0以上にするための補強計画費用に対し補助金の給付があります。
①補助金交付申請
申請書に必要事項を記入、押印し、その他必要書類を添えて市町担当窓口へ提出して下さい。
申請時に必要な書類
・申請書
・木造住宅耐震診断報告書(判定書)写し
・住所を確認できる書類(住民票または運転免許証問等の写し)
・設計業務見積書の写し
※申請書の作成や添付書類の準備や提出は、建築士事務所が代行で行ってくれることが多いです。
②交付決定通知の受理
市町から「補助金等交付決定通知書」が郵送されます。
③補強計画書作成の実施
交付決定通知後、補強計画の契約をし、補強計画の作成を行います。
※交付決定日までに契約もしくは補強計画の作成を行った場合は補助対象外になります。
補強計画の留意点
・リフォームをお考えの場合は、その部屋での耐震補強を行うと効率的です。
・押入、物入で補強計画をすると工事費を低く抑えることができます。
・リフォームをしたばかりの部屋は補強計画がら外しましょう。
④実績報告書の提出
補強計画書が完了したら、完了後30日以内に実績報告書を市町窓口へ提出します。
報告書に必要な書類
・耐震補強計画報告書
・耐震補強計画判定書
・耐震補強計画業務委託契約書の写し
・耐震補強計画業務委託に要した領収書等の写し
⑤交付決定通知の受理
市町から「補助金等交付確定通知書」が郵送されます。
⑥補助金の請求
補助金の請求をすると請求後20日程度で補助金が交付されます。
3.補強工事(有料)と補助金申請
いよいよ補強工事です。工事の見積もりは、補強計画に基づいて作成します。見積もりの作成時には、おおよその予算や工事の進む順序(工程)について工事業者とよく話し合いましょう。
①補助申請
申請書に必要事項を記入し、押印し、その他必要書類を添えて市町窓口へ提出します。
申請時に必要な書類
・申請書
・木造住宅耐震診断報告書(判定書含)の写し
・住所が確認できる書類(住民票または運転免許証等の写し)
・耐震補強計画判定書(補強計画図面、計算書)の写し
・工事見積書の写し
※申請書の作成や添付書類の準備や提出は、工事業者が代行で行ってくれることが多いです。
②交付決定通知書の受理
市町から「補助金等交付決定通知書」が郵送されます。
③耐震補強工事の実施
交付決定通知後、耐震補強工事の契約をし、耐震補強工事を実施します。
※交付決定日までに契約もしくは工事に着手した場合は補助金対象外となります。
④実績報告書の提出
工事が完了したら、完了後30日以内に実績報告書を市町窓口へ提出します。
報告書に必要な書類
・耐震補強工事及びリフォーム工事の契約書の写し
・耐震補強工事及びリフォーム工事の領収書の写し
・施工箇所ごとの施工前、工事中、完成時等の写真
・耐震性能の確認を証する書類(実績報告書裏面に確認者が記名押印したもの。確認者は三重県木造住宅耐震促進協議会の会員等です。)
⑤交付確定通知書
市町から「補助金等交付確定通知書」が郵送されます。
⑥補助金の請求
補助金の請求をします。請求後20日程度で補助金が交付されます。
補助金額
令和2年度の場合
補強設計の補助金額
補強計画については一律8万円です。
補強工事の補助金額
①補強工事費の2/3 (上限60万円)
②補強工事費の2/5 (上限50万円)
補助金額=①+②=110万円
リフォーム工事の補助金
三重県の場合、耐震補強工事と同時に行うリフォーム工事についても補助金が交付されます。
リフォーム工事費の1/3 (上限20万円)
耐震補強工事を行う場合の補助金は補強計画を含め上記の金額を合計すると最高138万円が交付されることになります。
いかがでしたか、耐震補強をお考えの方にお役に立てれば幸いです。
よろしければ弊社にもご相談くさい。お問い合わせ
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