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三重県津市M様の間仕切りを取り払って広々LDKリノベーションを考える

広々LDKが好まれる訳

 

津市のM様との一番最初の打合せで、「とにかく間仕切りが嫌なんです。広々としたLDKが欲しいんです。」というのが奥様の要望でした。

 

M様お宅は築20年程度の奥様の御両親が建てた、入母屋造りの和室が多い大きな家です。この手の家に多いのは、「DK+応接室」の間取りです。リビングはなく、応接室をリビングとして使うことが多く、応接間はもともとお客様用なので当然DKと応接室には間仕切りがあります。

 

なぜ今、間仕切りの無い広々としたLDKが好まれるのでしょう、確かな答えはないかもしれませんがいくつか考えてみます。

 

・LDKを広くすることで家族が集まるコミュニケーションの場とすることができる。

・広い空間でゆったりとした気持ちで過ごしたい。

・エアコンの進化により広い空間でも空調管理ができる。

・接客を専用の応接室でなくリビングを使用するようになった。

・複数の和室を造らなくなったことで、LDKを広い空間とすることが可能になった。

・来客のためより家族が中心の家づくりをするようになった。

・広いLDKが流行している。

 

やはり家族の生活重視でコミュニケーションを大事にする空間にしたいことや、ゆったりのびのびした気分で過ごしたいことが広々LDKが好まれる一番の理由かもしれませんね。

 

 

 

広々LDKのメリットとデメリット

 

今当たり前になっている広々LDKですが、良いとこばかりではありません。ここでそのメリットとデメリットを考えます。

メリット

・子供の行動が見渡せる。

・家族と話しながら家事が出来る。

・TVを見ながらキッチンに立てる。

・気分がゆったりのびのびする。

・インテリアの一部としてキッチンを見せることができる。

 

デメリット

・光熱費が余計にかかりそう。

・急な来客に困ることがある。

・キッチンでの水の音や換気扇の音がうるさくてTVが聞こえづらい。

・壁が少ない分、家具の置く場所が少なくなる場合がある。

 

でもこれらのデメリットも工夫により解決することもできます。

断熱効果を高め光熱費を下げる、可動間仕切りにより急な来客の対応やキッチンで出る騒音を防ぐなどです。

 

広々LDKリノベーションの留意点

 

新築と違いリノベーションの場合、プランニングで自由度が制限されます。どんなことを留意すればよいのかを考えます。

 

広さが限られている

いくら間仕切りをとっても、つなげる空間の広さは増築をしない限りそれ以上広くはなりません。

 

動かせないものがある

なんでもかんでも、やる気になればやることは出来ますが、窓や入り口ドアなどの大きさや位置を変更しようとすると、窓の場合は外壁にも、入り口ドアの場合は隣接する部屋にも影響するので、工事額がどんどん増えてしまいます。

 

柱は取り払って良いのか

間仕切り壁の中には、必ず柱があります。柱は構造体の一部なので、取り払ってしまうと天井がおちでくるのはと心配になりませんか。

家は建物の重さを梁⇒柱⇒土台⇒基礎の順で地盤にえることでしっかりと建っています。そして家のどこの柱かによりそれぞれ受ける重さが違ってきます。例えば、平屋や下屋(2階建ての2階のない部分)の屋根の重さを受ける梁と2階部分とその屋根の重さを受ける梁を支える柱では、重さが違ってきます。当然2階の部分を支えてる柱の方が大きな重さを受けています。

しかし柱によっては梁から重さを受けてない柱があります。右の画像で左下に柱がありますが、この柱梁ではなく頭つなぎでつながっています。頭つなぎとは上からの重さに関係のない柱をつなぐもので、屋根の重さを支えていないので、取り払うことができます。

またどうしても取り払うことができない柱もあります。2階の屋根、床の重さを支えている通し柱(土台から2階の梁まで一本で通してある柱の事)です。

このように、広々LDKにするために邪魔な柱がどんな重さを支えているのかを見極め、取り払うことが出来るかできないか、また取り払う場合の補強が必要か不要かを判断することが重要です。

右は取り払った柱の補強梁を取り付けた画像です。青色の縦線が取り払った柱が有った場所です。この柱は、屋根の重さを支えていたため、補強を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

津市M様の広々LDKリノベーションを考える。

 

下図は、1階のリノベーション前の平面図です。斜線の部分がリノベーションの範囲になり、大きく×で示している範囲が2階を示しています。

このリノベーションで取り払いたい間仕切り(柱)はリビングとダイニングキッチンとの間仕切り(柱)そして図上で上の方にある物入の間仕切りでした。

 

 

右図は、改修図面です。この図面の中にも柱が点線で3本記載していますが、この三本の中のリビングとダイニングキッチンとの間仕切りに有った柱2本は、補強を行う事で取り払うことができましたが、物入の間仕切りの柱は通し柱でしたのでそのままのこしました。

 

このリノベーション工事では奥様の要望であったリビング階段(リビングから直接通じてる階段)とし、LDK内でのコミュニ―ケーションが取り易いように対面キッチンはもちろんですが、TVとソファの配置にも配慮しました。

また床、壁、天井に断熱材を充填しデメリットである省エネにも配慮しました。

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしょうか。色んなポイントを踏まえて計画することが大事です。このブログが少しでもお役に立てば幸いです。

 

津市M様のLDKリノベーション:三重県津市M様の間仕切りを取り外し開放感のあるLDKのリノベーション工事

 

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