津市O様新築工事 恵の雨となる場合も?基礎工事
コンクリート打設の日に、雨が降らないで良かった。
相変わらず雨が多くて困ったものですが、ベースコンクリートと立ち上がりコンクリートの打設に日には、雨が降らなくて、ほっとしました。実はこの雨ですが、コンクリートの大敵ではありません。むしろこの雨がコンクリートには、恵の雨となることがあります。
恵みの雨とは・・・
コンクリートは、セメントと水と砂、砕石を混ぜて作ります。よく勘違いされるのが、コンクリートは乾くこと(水分が抜ける)で固まると思っている人がいますが、そうではありません。セメントと水の化学反応で固まります。そしてその化学反応は、水分があればず~と続き半年程度は、強度が増していきます。早いうちに水分が不足すると弱いコンクリートとなる場合があるのです。ですからコンクリートを打設した、次の日に雨が降るとコンクリートに水分が補給され恵の雨となります。特に真夏のコンクリートは、水分の引き(乾く)のが早いので、コンクリートに散水する(水養生)することもあります。そうすることでひび割れを防止して、より強いコンクリートが出来上がります。
9月20日ベースコンクリートを打設しました。
基礎手順⑥のベースコンクリートを打設しました。
※基礎手順については、津市O様新築工事 天候に左右されやすい基礎工事の「住宅の基礎ってどうなってるの?」をご覧ください。
9月21日22日立ち上がり型枠を組み立てました。
基礎手順⑦の立ち上がりの型枠を組みたてました。22日には「恵の雨」が降りました。
9月23日立ち上がりコンクリートを打設しました。
基礎手順⑧立ち上がりコンクリートを打設しました。
コンリートを打設する時には、ポンプ車の長いホースを使用して行います。生コンミキサー車からポンプ車に直接生コン(固まる前のコンクリート)を流し込み、その生コンをポンプでホースに圧送します。また、バイブレーターを使い生コンに振動を与えることで、空気を外に出し空洞の発生を防止します。
次回の予告
次回は、立ち上がりコンクリートの解体から土台敷等、建て前までの準備をご紹介できればと考えています。
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