津市の木造住宅・新築・リフォーム・耐震補強工事

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実績紹介


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三重県津市K様「生まれ育った想い入れのあるお家を耐震リフォーム」

三重県津市K様「生まれ育った想い入れのあるお家を耐震リフォーム」 After

Before

作業・施工内容

何回も繰り返された増築とリフォームで階段が2か所ある複雑な家

初めて現地調査に伺った時、耐震補強図面を見ながら各部屋を見せて頂いたのですが、2階を見ている途中で自分がこの建物のどこにいるか分からなくなってしました。こんなことは初めての経験した。何回も増築とリフォームを繰り返された建物で複雑なお家となっていたのです。この時「本当にこの建物、耐震補強できるのかな」という戸惑いも感じました。増築やリフォームを繰り返した建物は構造体がどうなっているか読みづらいので想定外のことが多く耐震補強が難しいことを経験上知っていたからです。この日、設計を担当されたKさんにも「扇野さんこの建物、耐震補強できますかね。」と言われました。

でもこの日の打合せで想い入れのあるお家を耐震リフォームして、ここで暮らしていきたいというK様の想いに応えて行きたいと思いました。

 

お施主様の要望と思い

外観を一掃したい

劣化した、外壁、樋、屋根をきれいにしたいとの要望があり、特に外壁は、窯業系のサイディングにこだわりを持っていらっしゃいまいた。

屋根については、工費削減にも配慮してスレート瓦の上に重ね張りできるガルバリウム鋼板を弊社より提案させて頂きました。

外壁ビフォー
外壁アフター
屋根ビフォー
屋根アフター

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

車庫スペースが欲しい

上記の写真でもわかるように道路沿い間近に建物があるため駐車スペースがありません。そこで洋室を減築し、玄関を移設して車庫を作りました。

この時、減築し車庫スペースを確保するために柱を3本取り除く必要があったので、これをどう補強すればよいのか、かなり悩みました。ましてやこの柱は2階の重さも支えていたのです。関連する業者さんも補強は難しいのではないかと言い出す始末。途中で諦めるわけも行きませんので、何とか良い補強を考え付き無事に減築が可能となりました。

 

床はバリアフリーにしたい

せっかくリフォームするのだから、床をバリアフリーにしたいとの要望は特段に難しい要望ではないはずでしたが、一番古い建物の部分は築70年以上経っていて、それぞれ床の高さがまちまちでした。これを同じ床の高さにすると矛盾が生じてきます。どこを基準すれば、この矛盾が解消できのるかここでもまた悩むこととなったのですが、これも何とか解決策を見出しました。

 

中庭への通路に扉が欲しい

格子戸

車庫から中庭に通じる通路に格子の引き戸を設けました。格子戸にすることで風通しが良く、開放感ができきました。見た目は少し古めかしいですが、どこかおしゃれな感じになりました。右側にあるバッテンは耐震補強を行った筋交いです。この部分もK様の要望により仕上げの壁で囲うことをしないでスケルトンにしました。

 

サンルームが欲しい

中庭に洗濯物を干すためのサンルームをダイニングに面して設けました。サンルームには外から施錠できるようになっています。このサンルームを勝手口にして、普段の家の出入り口としたとのことでした。

 

和室を和室らしく

内障子(YKKプラマード)と長押

今、新築で和室があるのは少なくなっています。あったとしても畳が敷いてある部屋であり和室とは言い難いものが多い中で、K様は和室はリフォーム後も和室らしくということで、こだわりとして窓には内障子が欲しい、長押が欲しいと要望されました。そこで弊社が提案したのは、断熱性、気密性はもとより和室は道路に面していたので遮音効果も見込んで、内障子に内窓(YKKプラマード)を提案しました。

 

想い

今ある家具をできるだけ利用しようと、どの家具をどこに配置するか緻密に考えていらっしゃいました。その家具は、おK様のお父様が作ったものも多くありました。そうですお父様は家具職人でした。台所は、お母様がリフォームしたそうで、台所から続く居間の壁のクロスは台所と同じクロスを貼りました。打ち合わせの中でも、すでに他界されているご両親の話はよくされていました。そのご両親が残した家と家具とご自分の思い出がある空間を耐震リフォームしてこの家に戻って暮らしたいとの想いがひしひしと伝わってきました。

 

耐震補強を決断されたことは大正解

仕上げ材を撤去していく中で、増築を繰り返した建物は、構造的に無理をしている部分や、白アリに食われている柱が数本あったり、土台が建物の周辺の土に被ってしまっている箇所が発見されたました。構造的に無理をしているところは梁を取付補強し、蟻害の柱は取替て、土の被っている土台は、防水処置を行うなどの対策を取りました。

そして耐震補強を行ったことで以前よりかなりしっかりした建物となったはずです。K様が耐震補強を決断されたことは大正解だったと思いました。ただ単にリフォームだけだと、見逃されていたことが多くあったことでしょう。安心して暮らしていただけるお家となりました。

 

ここで耐震補強工事を少し紹介します。

 

基礎の補強

基礎は補強設計者Kさんがべた基礎、布基礎を要所に計画しました。

べた基礎の鉄筋
べた基礎コンクリート出来形

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

壁の補強

壁の補強する場合は、構造体である基礎と土台そして土台と柱、梁とがしっかり緊結されていなけらばなりません。それぞれの壁の強さや位置で金物の種類が決まります。

基礎と土台及び土台と柱の緊結
基礎と土台と柱を緊結

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

壁は、筋交いや構造用合板を張り付けいることで補強を行いました。

筋交いには専用の金物で構造用合板はその壁に期待する強さにより専用の釘を規定の間隔で打ち付けて張り付けます。

筋かいの取付
構造用合板の張り付け

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水平構面の補強

水平構面とは天井や床など水平な部分の構造体いわゆる梁を補強するものです。

垂直方向の壁だけの補強では、大きな地震で揺れた場合それをつなぐ梁が破断してしまわ無いように補強を行います。

補強方法は、火打ちを取り付けたり、構造用合板を張り付けで補強します。

火打ちの取付
構造用合板の張り付け

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

断熱材も床・壁・天井としっかり充填しました

床は1階で耐震補強工事またはリフォーム工事を行わなかった台所と洗面脱衣室以外、壁は内部のリフォームをしなかった部分は外部から断熱を充填したのでほぼ全部に断熱材を施しました。天井もリフォームしなかった部分は天井裏に潜って充填し、こちらも全部に断熱材を充填できました。

 

床断熱充填
壁、天井断熱充填

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

終わりに

着工前に予感した以上に工事中に問題が次から次へと続出しました。車庫スペース確保のための減築、構造的に無理があった増築、蟻害、等々に加え12月に予定されていた法事に間に合わせるための工程管理、結構ハードな工事ではありましたが、K様の「想い」に答えようとがんばれました。そんな思いにさせられたのもK様がとても素敵にな方だったからです。完成して請求書をお持ちしたときに「設計も工事も良い方に巡り合えて良かったです。」とK様にお言葉を頂きとても嬉しかったです。

 

 

 

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