三重県津市O様「耐震性が気がかりでしょうがない・・・」で耐震補強及びリフォーム工事
作業・施工内容
安心安全に暮らす
お施主様のO様のお家は、築35年の入母屋造りの大きな立派なお家です。でも和室が多くて壁が少ないと言われるのが、このタイプです。そういう事もあったのか、お施主様は「耐震性が気がかりでしょうがない・・・」「耐震補強をしたい。」という思いからこの工事は、始まります。
お施主様は、50代後半でこの先30年以上住むに当たり、安全で安心な家にしたいと言う思いが強い方でした。
補強内容
壁の補強
横揺れの地震に対して、耐えてくれるように壁に「筋かい」を取り付けたり「構造用合板」を張ったりして壁の補強をしました。
柱の補強
地面から突き上げるような地震に柱と土台や梁が外れないように金物を取付補強します。
水平構面補強
床や天井等(水平構面)、壁を繋ぐ水平部を強くすることで補強壁の耐力が発揮されます。耐震は、サイコロのような6面体で考えます。「火打」を取り付けたり、「構造用合板」を張ることで補強します。
基礎補強
基礎を補強することで、耐震壁の耐力が向上します。また既存の基礎にひび割れがある場合も、基礎の補強を行います。今回の基礎補強は、既存の基礎に鉄筋コンクリート基礎を抱き合わせる方法で行いました。
リフォーム工事
耐震補強に伴うリフォーム
これまでの画像でお分かりのように、耐震補強は床壁天井を撤去して行いますので、必然的にその部屋は復旧をともないリフォームをすることとなります。
O様の耐震補強工事は、応接室、LDK、北西にある洋室をメインに工事を行いました。上の画像は応接室のbefore、afterです。
御主人と奥様のそれぞれの水廻りリフォーム
耐震補強工事以外では、お風呂とキッチンのリフォームを行いました。新築でもリフォームでもシステムバスを決めるのは御主人でシステムキッチンを決めるのは奥様、キッチンについては、主に使用する奥様が決めるのは分かるような気がしますが、システムバスをご主人が選んで決めるパターンがほとんどなのは、なぜでしょうか?男性はお風呂に何かこだわりを持つ人が多いのでしょうか。
お風呂は、TOTOのほっからり床という柔らかい床が気に入られたようです。
キッチンの背面には、カップボードも取付ました。
これからのリフォームの考え方かもしれません。
O様家は御主人と奥様と奥様のお父上の3人で住んでいます。高齢でデイサービスに通ってらっしゃいますお父様の部屋に専用のトイレを設けるというリフォームを行いました。高齢者用トイレという事で、手摺はもちろん便器蓋や水洗、又手洗いの水栓を自動にしました。トイレ入り口も大きな開口が確保でいるよう二連引戸を取り付けました。床と壁にはパネルをはり汚れても掃除しやすい対策をとりました。
自宅介護が叫ばれる中、個室に付属したトイレの増設は有効かもしれまん。
約3カ月強の工事でしたが、おO様には、御主人、奥様共にご理解とご協力を頂き心より感謝しています。
ありがとうございました。