津市K様/雨漏れの原因を解決、補助金を利用しての耐震補強とリフォーム工事
作業・施工内容
工事内容
昭和33年に建てられた平屋(55.69㎡)昭和53年に2階(62.11㎡)を増築した建物です。
今回の工事の主な概略は、平屋の耐震補強工事及びリフォーム工事と2階建て部分の外部リフォームです。
この平屋の耐震補強工事及びリフォーム工事は補助金を利用しました。
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最初は雨漏れの相談から
この工事の始まりは、平屋の雨漏れの相談からでした。雨漏りの原因はもちろん経年劣化ではありましたが、気になることがありました。
それは、平屋の屋根の形状で、2階建ての壁に向かって雨が流れるようになっていました。もちろん雨が漏らないような施工はしてありしたが、劣化により雨が漏れ始めたのでしょう。
その屋根の状態は下の画像のご覧ください。
画像左が平屋の屋根です。
画像右が2階建ての外壁です。
その間に板金で樋が施されていますが、増築をした時このような壁と屋根の納まりにしてしまうことがあます。弊社では、このように屋根と壁を納めることはしまんが、他者が行った物件んで同じ納まりでの雨漏りの補修依頼を何件か受け、修繕したことがあります。
この方法で増築をした場合、経年により雨漏りの原因になることが多く、ことによると増築をしたすぐから雨漏れしてしまうこともあるようです。
先ずは、雨漏れの依頼だったので、雨漏れの処置をしていったん様子を見てい頂きました。
補助金利用を提案
その雨漏れの処置後しばらくたって、雨漏れがおさまってからかび臭くなってきたとのこと、現場を確認しに行くと確かにかび臭く、壁の仕上げ材のプリント合板も乾いたことで表面材がはがれていました。雨漏れを長い間放置していたので、内壁にカビが生え、仕上げ材にも影響が出てきていたのです。
そこで、K様さから築65年も経つ平屋を思い切って一新したいとの依頼を受け、リフォーム計画が始ました。
おK様の要望は、気持ち新たに暮らせるようリフォームしたいとのこと。
・リビングと寝室を設けたい。
・敷地内に駐車場を作りたい。
何度も平面プランを打合せまとまってきたプランは、現状のの間仕切りを大きく変えなければならず、取り外さなければならない、柱も出ていました。
そこで弊社から提案しました。
大きく間仕切りを変えのリフォームは、ほとんどの壁、床、天井を撤去しなければなりません。それならば耐震補強の補助金を利用してはどうか。補助金には工事金額の割合で算出しますが、金額には上限があるので建物が小さいほうがお得になります。そして何より、補強することで、耐震等級1.0が確保されることは、柱を取り外すことに確信が持てます。
もちろん補強費や補強設計費など余分に掛かる費用はありますが、同じ平面プランで耐震補強する、しないで見積もりをつくり比較してみると、補助金を差引くと補助金を利用した方が安くなることをお施主様に説明して、補助金を利用して工事をすることとなりました。
もう一つの提案
当初から問題となっている雨漏れを万全とするため、屋根の形状を変えることをお勧めしました。この事については、大きな費用が必要な為、私自身随分悩みましたが屋根施工業者さんとも相談し、2階の外壁に向かって水が流れないように屋根の形状を変える提案をしました。
駐車スペースを確保するために
実はこの平屋自体にも、洋室と物入が増築されていました。この増築部の屋根にも雨漏れが発生している箇所があり、使っていないスペースでもあることから駐車スペースを確保するために減築しました。また庭木や庭石も整理した事で、車を駐車できなかった敷地に2台分のスペースを確保することができました。
耐震補強工事 筋かいの取付 |
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